最近おそうじの強い味方としてテレビ、雑誌などでよく紹介される「重曹」、「クエン酸」、「セスキ炭酸ソーダ」。
ホームセンターや100均ショップなどで手軽に手に入るようになりました。
今回はそれぞれの特徴を徹底比較します。
重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダの共通点
重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダ、それぞれを比較する前にまずは共通する特徴をご紹介します。
1.自然に優しい「ナチュラル洗剤」
一般的な合成洗剤のような界面活性剤が含まれておらず、無機物の為、自然・環境にやさしいという特徴があります。
2.簡単に手に入る
最近ではホームセンターや100均ショップなどで販売されており、安価で手に入るので、手軽に本格的なお掃除ができます。
3.得意・不得意がある
それぞれに得意な汚れ、苦手な汚れがあります。特徴をよく理解して、適した使い方をする必要があります。
重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダの特徴1
重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダはどれもお掃除に役立つ便利なものですが、それぞれ得意・不得意があります。
例えば、重曹やセスキ炭酸ソーダはキッチンの油汚れには効果バツグンですが、トイレのアンモニア汚れやにおいにはあまり効果がありません。
トイレのアンモニア汚れ・においにはクエン酸が威力を発揮します。
重曹とセスキ炭酸ソーダの特徴は似ていますが、重曹は研磨力があり、蛇口の根本などのガンコな汚れに、セスキ炭酸ソーダは洗浄力が強いので、広い範囲の脂汚れや浴室の体脂汚れに効果があります。
それぞれの特徴をよく理解して、正しい使い方をしましょう。
水に溶けやすさ
重曹やクエン酸はお湯でないとなかなか溶けませんが、セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすい特徴があり、常温のお水にも簡単に溶けます。
セスキ炭酸ソーダを水に溶かしたものをスプレーボトルに入れておけば、手軽に本格おそうじができます。
PH(ペーハー) 酸性?アルカリ性?
水に溶かしたときのPH(ペーハー)もそれぞれ異なり、クエン酸は酸性、重曹・セスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性です。
重曹とセスキ炭酸ソーダでは、セスキ炭酸ソーダの方が、少しアルカリ性が強くなります。
こうした違いが、「クエン酸はトイレのアンモニア汚れに強い」、「重曹・セスキ炭酸ソーダは油汚れに強い」などの特徴を生み出すのです。
実践編 浴室のお掃除の使い分け
浴室(お風呂)のお掃除を例に使い分け方法をご紹介します。
石けんカスや湯あか・水あかについてはクエン酸が効果があります。
壁や床などの広い範囲の体脂汚れに対しては、水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダをスプレーするのが効果的です。
蛇口の根本などにこびりついたガンコな汚れに対しては研磨力のある重曹をつかいましょう。
これらの汚れをこまめにおそうじしておくことで、カビの栄養となるものをなくし、発生を予防することができます。
ただし発生してしまったカビに対しては、塩素系漂白剤やカビ取り剤をつかいましょう。
コッコロポイント
- ゴム手袋を準備しよう
- 肌が弱い人は手荒れをしてしまう可能性があるから、ゴム手袋をつけてね。 特徴をよく知って正しい使い方をすればお掃除がもっと楽に、楽しくなるよ♪